2018年9月30日日曜日

よく生きる通信Vol.31「シンクロニシティは人生を豊かにする」

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         ★よく生きる通信 vol.31★
          2018年9月号
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皆さん、こんにちは。
よく生きる研究所の榎本英剛です。

暑かった夏がようやく終わりを告げ、今週に入ってだいぶ秋の気配
が色濃くなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

私の方は先月から東京に新しく設立された大学院大学である至善館
で教員としての仕事が始まり、人生がまた新しいステージに入った
ことを感じています。

さて、久しぶりの「よく生きる通信」をお届けします。
ぜひお目通しください♪

★今号のContents★

1.よく生きるコラム:「シンクロニシティは人生を豊かにする」
2.よく生きるインフォメーション:
・12月22-23日 神奈川県・藤野
「本当の自分を生きるワークショップ」
3.よく生きるリソース:
「聖なる予言」ジェームス・レッドフィールド著(角川書店)
4.編集後記

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1.よく生きるコラム 「シンクロニシティは人生を豊かにする」

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皆さんはシンクロニシティ(Synchronicity)という言葉をご存知で
しょうか?

もともとは心理学者のカール・ユングが同じような現象が異なる
場所で同時に起こることを指して使った言葉で、一般に「共時性」
と訳されています。ただ、最近ではこの本来の意味を超えて、
とても偶然とは思えないような出来事が偶然に起こること、
すなわち「意味のある偶然の一致」をシンクロニシティ、略して
「シンクロ」と呼ぶことが多くなっています。

このシンクロについては、昨年末に出版された拙著『本当の自分
を生きる』で1章を割いて書いたので、そちらを読んでくださった
方にとっては重複するかもしれませんが、今年に入ってから2つ
ほどまた驚くようなシンクロを体験したので、このメルマガでも
再び取り上げたくなった次第です。まずはその2つのシンクロが
どんなシンクロだったのかについてお話しし、その上で私が
シンクロについて思っていることをご紹介したいと思います。

1つは、今年の3月に中国の北京であるトレーニングを終えて空港
近くのホテルに宿泊し、朝一番の飛行機で日本に帰国すべくホテル
が用意したシャトルバスに乗って出発を待っていた時のこと。
その同じバスにどこかで見たことがある人が乗り込んできて私の
隣の席に座ったのです。朝早かったせいかバス内の照明がついて
おらず暗くて確信がなかったのですが、恐る恐る声をかけて見たら、
なんと1年ほど前上海で「天職創造セミナー」を中国で初めて開催
した時に深センから参加してくれた中国人の男性だということが
わかったのです!彼は深センから出張で北京に来ていて、前の晩
同じホテルに宿泊していたとのことでした。13億人もいる中国人で
私のセミナーに参加したことがある人はごくわずかしかいないにも
関わらず、しかも普段は日本と深センという別々の場所に住んで
いる2人が同じ日に同じホテルに泊まっていて、さらに同じ時間の
シャトルバスの隣の席に座る確率というのはいったいどれくらい
あるでしょうか。

もう1つは、今年の7月にやはり中国の上海で翌日から始まるある
トレーニングのために市内のホテルに一泊した時のこと。朝、その
ホテルのレストランで上海に住む友人と朝食を共にしていたら、
そこにやはりどこかで見たことがある人が入ってきたのです。
よく見てみると、驚いたことに、その人は10年以上前に私が韓国の
ソウルで1回だけリードしたCTIのコーチング・プログラムに参加
してくれた女性で、その後彼女自身もCTIのリーダーになり、最近
しばらく途絶えていた韓国でのCTI事業を再興した人でした。彼女
は出張で上海に来たとのことで、たまたま同じホテルに泊まって
いたわけですが、私が驚いた理由はそれだけではありません。
というのも、ちょうど今年の10月に韓国で初めて天職創造セミナー
をやるという話が進んでいて、その数日前にもし韓国で自分の
セミナーをやるのであればその彼女にも協力を依頼した方がいいと
思いつき、中国から戻ったら連絡をしてみようと思っていたばかり
だったからです!もう何年も会っていなかったその彼女のことを
思い出した途端、思いがけず、しかも中国でバッタリ出くわす
という、この「意味のある偶然の一致」に思わず鳥肌が立って
しまいました。

皆さんもおそらくこれまでの人生の中で、こうした「えっ!」
「うそ!」「まさか!」「信じられない!」と感じるような
シンクロを一度ならず体験されているのではないでしょうか?
そういう時、皆さんはそのシンクロをどのように解釈しています
か?「ただの偶然」として片づけていますか、それともそこに
何らかの意味を見出そうとしていますか?もちろん、前者のように、
「ただの偶然」として片づけてしまっても何か直接的な害がある
わけではありませんが、もし皆さんがそのようにシンクロを扱って
いるとしたら、それは非常にもったいないことだと私は感じて
しまいます。なぜか?それは、私がシンクロを「その人が進むべき
道を指し示してくれる道しるべ」だと思っているからです。

たとえば、先ほどお話しした最初のシンクロについて言うと、
その時にふと思ったのは「これは深センでも天職創造セミナーを
やった方がいい、ということかな」ということでした。それまで
このセミナーは中国では上海と北京でしかやったことがなかった
ので、そろそろ別の都市でもやってみたいと、ちょうどその頃
思っていたことが背景にありました。とは言っても、中国には
上海と北京以外にも大きな都市はたくさんあるし、そのすべてで
やるだけの時間的な余裕はないので、どこがいいだろう?という
問いを抱えていたのですが、その答えをこのシンクロに見出した
わけです。結果的にこの7月に深センで初めての天職創造セミナー
を開催し、大きな反響を得ることができました。2つ目のシンクロ
に関しても、そこで彼女に出くわしたことで、直接協力を依頼する
ことができ、実際に今現在、周りの人たちへの声かけなど積極的に
協力してくれています。ちなみに、韓国でのセミナーは別の人が
主催してくれていて、もちろんその人が一番頑張ってくれている
のですが、このシンクロが起きたことで私の中に「ああ、やはり
韓国でこのセミナーをやった方がいい、ということなんだな」
という確信が芽生え、気持ちの上で大きな後押しになりました。

もちろん、これらは私の勝手な解釈であって、シンクロが本当に
自分の進むべき道を指し示してくれているかどうかについては
何の科学的根拠もありませんが、そういうふうにシンクロをとら
えることで、何か大いなるものが自分を導いてくれているという
絶対的な安心感と同時に、いったい自分はどこに導かれているの
だろうという好奇心が得られるのではないかと思うのです。特に、
後者は自分を主人公とした推理小説の謎を紐解いていく感覚が
あってワクワク感やドキドキ感すらもたらしてくれます。これら
の感覚があいまって、シンクロをただの偶然として片づけてしまう
よりも、人生を何倍も豊かにしてくれるということを私は自分の
人生を通じて強く実感しています。

ちなみに、先に紹介した2つのシンクロが両方とも私が中国にいた
時に起きたということについても意味を感じていて、「これは、
これからも中国と関わり続けた方がいいということかもしれない」
と解釈しています。大学院での仕事が始まると、スケジュール的に
海外での活動を続けるのが難しくなるのではないかと思っていた
タイミングでこれらのシンクロが起きたことで、「どこまで続けら
れるかわからないけど、諦めずにやれるところまでやってみよう」
と腹を括ることができました。このように、シンクロという現象を
通じて、常に導きのサインが送られてきていると思うと、自然と
感謝の気持ちが湧いてきます。そして、この感謝の気持ちがまた
私たちの人生をより豊かにしてくれるのです。
(榎本英剛)

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2.よく生きるインフォメーション

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<<榎本が登壇する予定のイベント>>

【本当の自分を生きるワークショップ】
・日時:12月22日(土)-23日(日)
・場所:神奈川県・藤野 無形の家
・参加費:45,000円
・定員:18名
・主催:よく生きる研究所
・詳細:https://kokucheese.com/event/index/536341/

※最近は中国を始めとした国外での仕事が中心となっている中で、
これは私が今日本でやっている唯一のワークショップです。
よかったら、ぜひこの機会にご参加ください!

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3.よく生きるリソース 「聖なる予言」 
ジェームス・レッドフィールド著 (角川書店)

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本書は1994年に出版された、いわゆる「スピリチュアル小説」の
先駆け的な存在で、私の人生観に大きな影響を与えてくれた本です。
この本に出会ったのは、私がちょうど勤めていた会社を辞めて、
自費で米国サンフランシスコにあるCalifornia Institute of
Integral Studiesという大学院に留学したばかりの頃でした。
原書「The Celestine Prophecy」は印象的な深緑色の表紙で、
ある本屋で見かけた時、そのタイトルとともになぜかとても気に
なったのを覚えています。その後も何度か本屋で見かけるたびに
手に取りかけたのですが、当時はまだ英語力が十分ではなかった
ので躊躇していました。そんなある日、日本の友人から小包が届き、
何だろうと思って開けてみたら、なんと本書の日本語版が入って
いたのです!

つまり、この本との出会い自体がシンクロだったわけです。
もともと気になっていた本だった上に、このジャンルの本を
たくさん翻訳してらっしゃる山川紘也・亜希子夫妻の手による
大変わかりやすい文章だったこともあって、一気に読んでしまい
ました。実は、この本の中にシンクロのことが書かれていて、
そこで初めて私はそういう現象があることを知ったのです。
それからは、そういう「意味のある偶然の一致」を見逃さない
ように気をつけ、それに気がついた時には、可能な限り、それが
指し示していると思われる方向に向かって行動を起こすように
心がけてきました。その後、数多くのシンクロに導かれていった
結果、今の自分の人生があるということを考えると、まだ20代の
頃にこの本に出会えたことは私にとって大きな幸運であったと
言えるでしょう。

ちなみに、本の内容としては、主人公であるアメリカ人の男性が
友人からペルーで発見された古代文書の存在について聞かされた
ことをきっかけに、実際にペルーへ飛び、さまざまなシンクロに
導かれながら全部で9つある聖なる智慧が書かれた文書に出会って
いき、それにつれて精神的に目覚めていくという、いわば冒険小説
になっています。小説なので、中には現実離れしているように
思える内容も含まれていますが、9つの智慧自体が言っていること
は人間や人間社会についての深い洞察に基づいていて、納得する
部分が多くありました。

先月、ふと思い出して、本棚の奥の方からこの本を引っ張り出して
きて、本当に久しぶりに読んだのですが、20年以上前に最初に
読んだ時の興奮が蘇ってくると同時に、自分の今の考え方がいかに
この本の影響を強く受けているかに気がついて驚きました。古い本
なので書店にはほとんど置いてないと思いますが、興味のある方は
ぜひ図書館で借りるか、Amazon等で購入して読んでみていただけ
ればと思います。

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4.編集後記

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先日、中国では初めて開催した半年に及ぶ「天職創造トレーニング
・プログラム」の最終合宿が北京郊外の印象山庄というところで
行われ、無事23人の認定リーダー第1期生が誕生しました。

これから中国で天職創造のメッセージが彼ら彼女らを通じて
どんどん拡がっていくであろうことを想像すると、興奮を抑え
られません。来月末には初めて韓国でも「天職創造セミナー」が
開催される予定で、今後ますますアジアでの展開を加速していき
たいと思っています!

(発行責任者: よく生きる研究所 榎本 英剛)

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