2013年12月6日金曜日

よく生きる通信 Vol.2「恐れは勇気のしるし」

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         ★よく生きる通信 vol.2★
           2013年12月号
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こんにちは。よく生きる研究所の榎本英剛です。

早いもので、今年も残すところ1ヶ月を切りましたね。これから
忘年会も目白押しになっていくと思いますので、皆さんもぜひ
体調にはお気を付けください。

それでは、「よく生きる通信」の第2号をお届けします。
ぜひお目通しください♪

★今号のContents★

1.よく生きるコラム:「恐れは勇気のしるし」
2.よく生きるインフォメーション:
  ・12/21-22  天職創造セミナー(神奈川・藤野)
  ・1/21~3/12  第2期 よく生きる塾(東京・銀座)
  ・3/8-9 天職創造セミナー(神奈川・藤野)
3.よく生きるリソース:「とにかくやってみよう」
            (スーザン・ジェファーズ著・海と月社)
4.編集後記

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1.よく生きるコラム 「恐れは勇気のしるし」

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「よく生きる」ということを考える上で、自分の中にある恐れと
どう付き合うか、というのは大きなテーマです。

通常、人はあまり恐れを感じたくないので、居心地のいい場所から
なるべく出ないようにする傾向があります。しかし、恐れを恐れる
ことによって失うものがあることにはあまり気がついていません。

恐れを恐れることによって失うもの。それは、勇気です。そもそも、
なぜ人は恐れを感じるのでしょうか?それはこれまで自分が経験
したことがないことに挑戦したり、向き合おうとしている時に出て
くる感情なのではないでしょうか?

そういう意味で、私は恐れよりも恐ろしいものは無力感、もしくは
あきらめだと思っています。それはもはや挑戦したり、向き合おう
という勇気をすっかり失っている状態です。つまり、恐れを感じて
いるということは、まだ挑戦したり、向き合おうとしているという
ポジティブな姿勢、すなわち勇気があることのしるしなのです。

これまで、恐れを感じることは弱さのしるしだととらえられて
きました。そして、恐れを感じないことが勇気のしるしだととらえ
られてきました。でも、恐れを感じないということは、まだ居心地
のいい場所から出ていないということであり、それこそが弱さの
しるしかもしれないのです。

だから、恐れを恐れる必要はありません。むしろ、恐れを感じて
いることは救いであり、そのことを誇りに思ってもいいくらいだと
思うのです。そう思うと、恐れに対するとらえ方が少し変わって
くるのではないでしょうか?
 (榎本 英剛)

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2.よく生きるインフォメーション

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<<よく生きる研究所主催もしくは共催イベント>>

【天職創造セミナー】
・日程:12月21日(土)・22日(日)
・会場:神奈川県・藤野 無形の家
・参加費:45,000円 ユース割引(30歳未満)30,000円
・詳細・お申し込み:http://kokucheese.com/event/index/109859/
※現在はキャンセル待ちとなっております

【よく生きる塾】
お待たせしました。第2期生の募集を開始します!
・日程:(1)1月21日(火)(2)2月5日(水)(3)2月19日(水)
     (4)3月12日(水) すべて19:00-21:30
・会場:東京・銀座 株式会社プロジェクト・プロデュース 会議室
・参加費:全4回で28,000円
・詳細・お申し込み:http://kokucheese.com/event/index/132734/

【天職創造セミナー】
・日程:3月8日(土)・9日(日)
・会場:神奈川県・藤野 無形の家
・参加費:45,000円 ユース割引(30歳未満)30,000円
・詳細・お申し込み:http://kokucheese.com/event/index/123354/

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3.よく生きるリソース 「とにかくやってみよう」
           (スーザン・ジェファーズ著・海と月社)

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原書のタイトルは『Feel the fear and do it anyway』。つまり、
「恐れを感じて、その上でとにかくやってみよう」というのが
著者のメッセージ。この本は1987年に出版され、全米で200万部を
突破し、100カ国以上で読まれている世界的ベストセラーで、
このタイトルはすでに慣用句のように使われています。

私もアメリカ留学中の90年代にこの本に出会い、大きなインパクト
を受けたのを覚えています。基本的なメッセージは、恐れを行動
しない理由にするのではなく、むしろ恐れがある、そんな時こそ
積極的に行動を起こそう、というものです。

「自己啓発の女王」として知られる著者のスーザン・ジェファーズ
は、恐れとは自分が本来持っているパワーを明け渡してしまった
時に出てくる感情だと言います。そして、そのパワーを取り戻す
ためには行動を起こす必要がある、と。つまり、恐れとは、自分が
どこでパワーを明け渡してしまっているのかを教えてくれ、いつ
行動を起こす必要があるかを教えてくれる、ありがたい存在だと
言うのです。

私の恐れのとらえ方とはちょっと違いますが、それを有用なものと
してとらえている点では共通しています。もしもあなたが恐れから
行動を起こすことを躊躇しているのであれば、きっとこの本の
メッセージは役に立つことでしょう。

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4.編集後記

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11月29日から3日間、長野の女神山ライフセンターで『Active Hope
への道~つながりを取り戻し、ともに未来をつくるために~』が
行われました。

当初は私ともう一人、イギリス人のデビー・ウォレナーさんとで
リードする予定だったのですが、不慮のアクシデントにより、
彼女が来日できなくなるというハプニングがあり、結局私1人で
リードするという事態になりました。

まさに想定外の展開に「恐れ」が出てきたのですが、それでも
やり抜くことができたのは、献身的なサポートをしてくれた
スタッフの皆さんの存在と、やはり「恐れは勇気のしるし」である
という今回ご紹介したような考えが根底にあったからだと思います。
恐れ、万歳!

(発行責任者: よく生きる研究所 榎本 英剛)

※この通信は、これまでよく生きる研究所のイベントにご参加
いただいた方、およびホームページ等を通じて読者登録をして
いただいた方にお送りしています。

なお、万が一このようなメルマガが送られてくるお心当たりがない方、
あるいは心当たりはあるが購読を希望しないという方は、恐れ入り
ますが、以下のリンクをクリックして購読を解除していただければ
幸いです。
http://accessmail.jp/z.php3?pk=UIdxdBdi&em=info@yokuikiru.jp

また、ぜひご感想やご意見などをお寄せください。
info@yokuikiru.jp

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2013年10月25日金曜日

よく生きる通信 Vol.1「ラディカル・トラスト(Radical Trust)とは」

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         ★よく生きる通信 vol.1★
           2013年10月号
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こんにちは。よく生きる研究所の榎本英剛です。

唐突ではありますが、この度メルマガを始めることにしました。
昨年、よく生きる研究所を立ち上げてから早1年近くが経ち、
その活動も徐々に広がってきました。

そこで、月に1回ほどのペースで、「よく生きる」ということに
関して私が考えていることや今後のイベント案内などを「よく
生きる通信」という名のメルマガを通してお知らせしていこうと
思い立ちました。

内容としては、よく生きるということについて私が考えている
ことを綴った「よく生きるコラム」、よく生きる研究所主催
もしくは共催イベントに加えて他にも私が関わっているイベント
をお知らせする「よく生きるインフォメーション」、そして
よく生きるについて考える上で役に立ちそうな本や他のメディア
などをご紹介する「よく生きるリソース」の3本柱となります。

ぜひお目通しいただければ、うれしいです。
どうぞよろしくお願いします!

★今号のContents★

1.よく生きるコラム:「ラディカル・トラスト(Radical Trust)とは」
2.よく生きるインフォメーション:
  ・11/3         もしも世界がクライアントだったら(熊本・熊本)
  ・11/26    真実と共に生きる(東京・市ヶ谷)
  ・11/29-12/1   アクティブ・ホープへの道(長野・別所温泉) 
  ・12/21-12/22  天職創造セミナー(神奈川・藤野)
  その他
3.よく生きるリソース:「本当の勇気は弱さを認めること」
            (ブレネー・ブラウン著・サンマーク出版)
4.編集後記

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1.よく生きるコラム 「ラディカル・トラスト(Radical Trust)とは」

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最近、「よく生きる」ということを考える時、よく自分の中に浮かんでくる
のがこの言葉です。「ラディカル」というのは、「根本的な」「徹底的な」
「革命的な」といった意味を持つ言葉で、「トラスト」はご存知のように
「信頼」を意味します。

これが「よく生きる」こととどう関係しているのか?

私が「よく生きる」と言う時、その重要な要素の1つに「本来、自分が
生きるべき人生を生きる」というのがあります。言い換えれば、「私は
このために生まれてきた、と言えるような人生を生きる」ということです。
そして、そのような人生を生きるためには自らの「内なる声」にしたがう
必要がある、と考えています。

この「内なる声」は往々にして、自分を取り巻く現状(status quo)を
揺るがすようなことを自分に要求します。しかも、それをやることで
うまくいく保証はまったくありません。その声にしたがおうとすると、
まさに「清水の舞台から飛び降りる」ような心境に立たされます。

そのような時、多くの人は将来への不安から今までいた舞台にしがみ
つこうとします。しかし、先行きが不透明な世の中においては、その
舞台にしがみついていれば安心という保証も残念ながらありません。
もしかしたら、明日その舞台が足元から崩れ落ちてしまうことだって
あり得るでしょう。

同じ保証がないのであれば、自らの「内なる声」をラディカルに信じて
みる、という選択肢もあり得るのではないでしょうか?「内なる声に
したがって生きれば、必ず自分の生きるべき道が見つかるはず」と。
私は過去20年間、そうやって生きてきましたし、事実、その通りになって
きました。何よりも、そう信じていると心が不思議と安らぎます。そして、
それこそがラディカル・トラストの最大の効用だと感じています。
(榎本 英剛)

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2.よく生きるインフォメーション

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<<よく生きる研究所主催もしくは共催イベント>>

【もしも世界がクライアントだったら】
・日時:11月3日(日) 14:00-16:00(13:45開場)
・会場:熊本 はあもにい 研修室B
・参加費:3000円
・詳細・お申し込み:http://kokucheese.com/event/index/119084/
※残席わずかとなっております。

【真実と共に生きる ~絶望と希望を抱きしめながら~】
・日時:11月26日(火) 19:00-21:00
・会場:東京・市ヶ谷 JICA地球ひろば
・参加費:3000円
・詳細・お申し込み:http://kokucheese.com/event/index/116406/

【Active Hopeへの道 ~つながりを取り戻し、ともに未来を創るために~】
・日程:11月29日(金)~12月1日(日) 
・会場:長野・別所温泉 女神山ライフセンター
・参加費:早割65,000円 <8/20-10/15>/一般75,000円 <10/16-11/15>
・詳細・お申し込み:http://kokucheese.com/event/index/108080/
※現在はキャンセル待ち受付中です

【天職創造セミナー】
・日程:12月21日(土)・22日(日)
・会場:神奈川県・藤野 無形の家
・参加費:45,000円 ユース割引(30歳未満)30,000円
・詳細・お申し込み:http://kokucheese.com/event/index/109859/
※残席わずかとなっております

<<榎本が関わっている他のイベント情報>>

【藤野トランジションの学校・コミュニケーション編】
・日程:11月9日(土)・10日(日)
・会場:神奈川県・藤野 無形の家
・参加費:12,000円(宿泊費別途4,000円)
・詳細・お申し込み:http://kokucheese.com/event/index/75312/

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3.よく生きるリソース 「本当の勇気は弱さを認めること」
            (ブレネー・ブラウン著・サンマーク出版)

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著者のブレネー・ブラウンは「恥(Shame)」とか「弱みを見せる
(Vulnerability)」など、心の暗部について長年研究してきた人です。
この本の原書のタイトルは"Daring Greatly"、すなわち「大胆に
挑戦する」という意味です。そのこととVulnerabilityはどう
関係するのか?また、これは私の言う「よく生きる」とどう関係
するのか?

内なる声にしたがって生きるということは、真実の自分を生きる
ということであり、それは他人や世の中に合わせて生きるのが
当たり前のこの世の中では、それ自体が「大胆な挑戦」である
と同時に、うまくいく保証がまったくない、という意味でとても
vulnerableな生き方なのです。

本書において著者は、人がなかなか弱みを見せることができない
のは「恥」と大きく関係しており、恥から立ち直る力を身につける
ことで、より大胆に真実の自分を生きることができると主張して
います。これは「よく生きる」ためには避けては通れない道であり、
そのような生き方を志向する人にとって必読の書と言えるでしょう。

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4.編集後記

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よく生きる通信の記念すべき第1号、いかがでしたでしょうか?
私自身は正直、「また大変なことを始めてしまった」と感じていますが、
始めた以上はこれがきっと次の何かにつながるとラディカルに信じて
やれるところまでやり続けようと思っています。
次号は11月下旬の発行を予定しています。お楽しみに。

(発行責任者: よく生きる研究所 榎本 英剛)

※この通信は、これまでよく生きる研究所のイベントにご参加
いただいた方、およびホームページ等を通じて読者登録をして
いただいた方にお送りしています。

お問い合わせ:info@yokuikiru.jp

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